熱愛八角中

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nana向けコード弾き伴奏の作り方(5)

上の頭出しボタン、再生ボタンを押して再生してみましょう。Dコードがジャーンと鳴ります。再生は、音符が入力されていなくてもどんどん進むので、もう一度再生ボタンを押して止めます。

 

rewind

頭出し・再生ボタン

 

2小節目はDコードをあと3つ鳴らします。3回入力しても良いですが、コピペもできます。音符をコピーするには、入力モードを解除します。先ほど入力した音符の頭を、シフトキーを押しながら2つ選択すると、コード全体が選択されます。

 

ここのDコードは3つの音でできていますが、これが5つ6つになっても、どれか2つ選択すればコード全体を選択できます。音符の頭は符頭と呼びます、このあとも出てくるので覚えてくださいね。

 

コード全体が選択されたら、コピーして、右隣の四部休符にペーストします。続けて右隣の二分休符にペーストすると、さらに右隣に四部休符が現れますので、そこにもペーストします。

 

もう一度再生してみましょう。かなり早いですよね。最初の設定でテンポは無視しましたが、デフォルトでは120BPM(1分間に120拍、1秒に2拍)になっています。

 

では、あらためてテンポを設定します。まず最初に、1小節目の全休符を選択してアクティブな状態(青色)にします。次に左側のパレットにある「>テンポ」をクリックします。数字は全部80ですが、音符が6種類あります。左側が四分音符になっているものを使います。

 

四分音符=80をダブルクリックすると、五線の上に同じ表示が現れました。これで80BPMになりました。まだ少し早いようなので、五線の上に表示された「80」の上でダブルクリックして、数字をとりあえず70に書き換えましょう。【画像③参照】

 

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画像③

 

nana向けコード弾き伴奏の作り方(4)

「スタートセンター」のところで書いたように、Aメロの出だし「泣かしたこともある」の「泣か」が手前にはみ出していますので、1小節目は空白のまま、2小節目から入力することにします。ここは今は深く考えないでください。

 

Aメロの最初のコードはDです。五線には下からレ、ファ♯、ラが書かれています。これを2小節目に写していきます。

 

上のツールバーに音符がずらっと並び、一番左に「N」のようなマークがあります。これが音符入力ボタンです。クリックするとボタンが押し込まれた状態になり、入力モードになります。もう一度押すとボタンが解除され、通常の選択モードになります。【画像②参照】

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画像②

入力モードになったら、使いたい長さの音符を選びます。今回は四分音符、棒の付いた黒丸です。これもクリックするとボタンが押し込まれた状態になります。この状態でマウスを五線の上に持ってくると、青い四分音符がマウスについてくるので、置きたい場所でクリックします。

 

まず、コード表に書いてある通り、一番下の線の下にレを入力します。次に一番下の線と二番目の線の間にファを入力したら、♯をつけるためにカーソルキーの上を押します。カーソルキーの上下を一回押すごとに、音符が半音ずつ上下します。

 

ファを入力後に先に進んでしまって、ファが青色でなくなっている場合は、音符入力ボタンを解除して選択モードに変更し、ファの音符を選択すると動かすことができます。♯が表示されたら、最後に二番目と三番目の線の間にラを置いて、Dコードの完成です。

nana向けコード弾き伴奏の作り方(3)

では、「U-フレット」に載っているコードを楽譜に写していきます。「押さえ方表示」を「ピアノ」にして、五線表示させます。【画像①参照】 (歌詞の書いてあるエリアをクリックすると画面がスクロールするのでびっくりしますが、もう一度クリックすると止まります。)

image01

画像①


コードと歌詞しか載っていないので、歌詞を見て曲を思い浮かべながら進めていきます。最初の英語詞の部分を入れると時間がオーバーするので、Aメロから始めます。

nana向けコード弾き伴奏の作り方(2)

それでは、「いとしのエリー」のコード弾き伴奏を作ってみましょう。 まず最初に「U-フレット」ufret.jp で、作りたい曲のコードを探します。必ずあるとは限りませんが、このサイトは曲数が多いので、かなり頼りになると思います。「いとしのエリー」を検索してください。
 
コードが見つかったら、いよいよMusescoreを立ち上げます。メインウィンドウの手前に、「スタートセンター」というウィンドウが開きます。「新しいスコアの作成」をクリックするとスコアの設定画面が続きます。すべての項目は後からでも入力、変更できるので、あまり考えなくて大丈夫です。
 

startcentre

スタートセンター
 
タイトル「いとしのエリー」を入力して、[次へ(N)>]を押して進みます。いろいろな構成の譜面が出てきます。とりあえず「Treble Clef」を選びます。音はピアノになっていますが、あとで変えられます。次は調号ですが、今回は曲の「調」は無視するので、♯も♭も書かれていない五線を選びます。
 
その下のテンポは無視して、[次へ(N)>]を押して進みます。拍子はデフォルトで4/4、四拍子になっています。いとしのエリーは四拍子なのでこのままで。弱起(アウフタクト)は無視しますが、簡単に言うと、たとえばAメロの「泣かしたこともある」の「泣か」のように、手前にはみ出すことです。
 
小節数は、これもあとから増減できますが、入力中に足りなくなるとイラっとするので、50ぐらいにしておきます。これで準備は完了です。[完了(F)]を押します。
 
五線譜と、先ほど入力したタイトルが表示されました。ではここで一度セーブしましょう。入力した曲のタイトルが、自動的にファイル名になります。変更もできますがそのままで良いでしょう。「いとしのエリー.mscz」というファイルができました。
 
作業に入る前に、「表示(V)」>「パレット」を選択して、ウィンドウの左側にパレットを表示させておきます。今回の打ち込みに必要な機能がいくつか入っています。
 

palette

パレット

nana向けコード弾き伴奏の作り方(1)

パソコンが使えて、文部省唱歌程度の楽譜が読み書きできるなら、コード弾き伴奏を打ち込んでみませんか!使うのは楽譜入力ソフトMusescore(musescore.org/ja/download)と、サウンド編集ソフトAudacityja.osdn.net/projects/audac)。2つとも無料でwindows用、Mac用どちらもあります。

 

完成品はこちら

コード弾き伴奏の作り方・いとしのエリー/サザンオールスターズ by 八角茴香 - 音楽コラボアプリ nana

 

楽譜の読み方については、ヤマハぷりんと楽譜」の「はじめての楽譜ガイド」を参考にさせていただきます。 print-gakufu.com/guide/4003/ このページには「音名と五線譜」から「反復記号」まで7項目ありますが、このうち4つめの「拍子と拍子記号」まではしっかり理解している必要があります。
5つめの「臨時記号と調号」については、臨時記号がわかっていれば調号はとりあえず置いといて大丈夫です。一番下の「反復記号」は無視します。nanaで使う伴奏は長くても90秒、わざわざ反復(繰り返し)記号を使うまでもありません。
 
耳コピの必要はありません。インターネットには、JASRACの許諾を受けた上で歌詞とコードを掲載しているサイトがあるので、それを利用します。いくつかありますが、打ち込みするためには、コードの五線表記がある方が便利なので、今回は「U-フレット」を利用します。ufret.jp