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nana向けコード弾き伴奏の作り方(9)

ここで曲の長さを確認します。「表示(V)」>「再生パネル」で、再生パネルを出します。大きな数字が2段書いてあります。上は小節番号、下は時間です。では再生してみましょう。長さだけわかれば良いので、28小節目の余白をクリックしてから再生ボタンを押して、28小節目から再生します。

 

上の数字が028.04=28小節目の4拍目、下の数字が0:01:35で再生が終了しました。つまりこの伴奏は1分35秒あるわけです。さらに、音の余韻もありますし、書き出した時には大抵1~2秒長くなります。このままではnanaにアップロードできません。【画像⑨参照】

 

image09

画像⑨

先に言えよって話ですが、テンポと拍子と小節数がわかれば曲の長さは計算できます。今回は1小節4拍×28小節で112拍、テンポが70BPM=1分間に70拍なので、112÷70×60=96→1分36秒です。テンポを70に決めた時点で、90秒を超えることは決まっていたわけです。

 

90秒を超えたら、テンポを上げるかカットするかの二択です。今回はテンポを上げます、1小節目に入力した70を76に書き換えてください。早いですが、ギリギリ許容範囲だと思います。もう一度再生パネルを見ながら再生します。1:28になりました。実際には1~2秒長くなるので、これで行きます。

 

では、いよいよファイルを書き出します。nanaにアップロードするためのファイル形式はwavです。今まで何度か保存してきたものは、Musescore専用のファイル形式(拡張子.mscz)です。この形式では、アップロードしたり、ほかの音楽再生ソフト等で再生することはできません。

 

「ファイル(F)」>「エクスポート」を選択すると、書き出すファイルの保存場所とファイル名、ファイル形式を指定するウィンドウが出ます。まずドロップダウンメニューから、4番目の「Wave形式オーディオ(*.wav)」を選びます。

 

export

エクスポート

 

ファイル名欄に、今までセーブしていたファイル名の拡張子を.wavに変えたもの(いとしのエリー.msczなら、いとしのエリー.wav)が自動的に表示されますので、そのままで良いでしょう。あとはセーブしたい場所を選んで「保存(S)」をクリックします。これでMusescoreでの作業は終了です。